腱鞘炎
- 手首や指が痛い
- 最近手を使い過ぎた
- 仕事やスポーツで手をよく使う
- スマホを頻繁に使用している
そもそも腱鞘って何?|さくら鍼灸接骨院
筋肉と骨は腱で接続されています。
腱鞘はその腱を包みスムーズに動かせるように支えて滑車のような役割を果たすトンネル状の組織のことを言います。
手や、足の関節部分に存在しています。
腱鞘炎ってどんな病気?|さくら鍼灸接骨院
手を使い過ぎることなどにより手首や指の関節部分に痛みが起こる疾患です。
また、足にも腱鞘炎が起きることが知られています。
腱鞘炎を起こしやすい方には次のようなケースがよく見られます。
・お仕事やスポーツなどで手や足をよく使う(オーバーユースする)方
・スマホをよく使う方(スマホ腱鞘炎とも呼ばれ片手でスマホを使いすぎている方に多く見られます。)
・妊娠中、出産後、また更年期の女性でホルモンバランスがくずれている方(手や指の関節、靭帯を含む全身の細胞には女性ホルモンであるエストロゲンの受容体があるのですがエストロゲンの分泌が急に減少するため身体の各所に大きな影響をもたらします)
・人工透析を受けられている方、糖尿病や関節リウマチなどの疾病を持っておられる方(末梢部分で血行が滞ったり炎症が起きると治りにくいため腱鞘炎にもなりやすいといわれています。
腱鞘炎にはどんなものがあるの?|さくら鍼灸接骨院
手の腱鞘炎ではドケルバン病、ばね指、インターセクション症候群(腱交叉症候)などがあります。
ドケルバン病は狭窄性腱鞘炎のことを言いスイスのド・ケルバン医師により報告されこう呼ばれています。
親指と手首をつないでいる親指を伸ばす筋肉につながる腱(短母指伸筋腱たんぼししんきんけん)と親指を広げる筋肉につながる腱(長母指外転筋腱ちょうぼしがいてんきんけん)が手首の手の甲側にある2cmくらいのトンネル状の腱鞘が炎症を起こし、手首に痛みが生じます。
インターセクション症候群は親指を伸ばす筋肉である短母指伸筋と親指を外に開く働きをする長母指外転筋と手首をそらせる短橈側手根伸筋と長橈側手根伸筋とが交差している部分で発症する腱鞘炎でドケルバン病と似た症状ですが手首より少し離れた部分が痛むことが特徴です。
足の腱鞘炎には足の内踝(くるぶし)周辺の痛みは後脛骨筋腱炎、長母趾屈筋腱炎。足の甲の親趾の痛みの場合長趾伸筋腱炎、前脛骨筋腱炎。足の外踝(くるぶし)周辺の痛みは短腓骨筋腱付着部炎などがあります。
腱鞘炎ってどんな状態になるの?|さくら鍼灸接骨院
手の腱鞘炎であれば手関節に痛みや腫れがみられます。腱鞘が固くなったり分厚くなることでこのような症状が現れます。
腱鞘炎に含まれるばね指(ばね指の欄に詳しく記載しています)であれば指の曲げ伸ばしが困難になったり手のひらの指の付け根が痛くなったりします。
ドケルバン病であれば親指を動かすと親指側の手首に痛みが生じたり腫れたりします。
足の腱鞘炎であれば足の甲やかかと、くるぶしなどに痛みが生じます。また、歩いたり走ったりしたときに足の甲が痛むことがあります。
どちらも放置しておくと関節が固くなってしまい変形をきたす場合があるため痛みがある場合には早めのご相談をおすすめいたします。
腱鞘炎って自分で分かるの?
ドケルバン病にはアイヒホッフテストといわれる簡単なセルフチェックがあります。
親指を中に入れこぶしを作り親指を上に向けた状態で手を小指側に向け曲げます。この時に伸ばした部分に強い痛みがあればドケルバン病の可能性があります。
ばね指の場合手のひらの指の付け根が痛んだり腫れを感じたり指の曲げ伸ばしが引っ掛かる感じがして曲げた指を伸ばそうとするとビョンと撥ねるように伸びることがあればばね指が疑われます。
手関節をそらすと痛んだりまた、痛い部分に触れて動かすとギィーっとこすれるように感じる事がありこのような場合インターセクション症候群が疑われる場合があります。
足の腱鞘炎の場合、足の甲やくるぶし部分が痛むことや、腫れることで気付くことが多くなります。
腱鞘炎になったらどうしたらいいの?
症状を和らげるためには原因となる動作(スマートフォンの使い過ぎや運動)を控え安静にすることが最初にできることになるかと思います。
サポーターなどで固定をしたり湿布を貼るのも有効です。
腱鞘炎になったらどんな施術を受けたらいいの?
さくら鍼灸接骨院での施術ははり施術をおすすめしています。
消炎、鎮痛を目的とし患部及び関節の関連するところにはりを施します。また、マッサージも有効ですので併行して行わせていただきます。
患部へのストレッチで緊張を和らげることも行っていきます。
また、腱鞘炎の原因が姿勢からくるものとみられる場合には全身調整も施術させていただき痛みが出にくくなるよう根本的な施術をさせていただきます。
腱鞘炎かな?と思ったらさくら鍼灸接骨院にご相談ください。
文責:柔道整復師・はり師・きゅう師・あんまマッサージ指圧師 辻村みつひろ・辻村なおみ
執筆者:
院長 辻村みつひろ
京都府出身の柔道整復師・はり師・灸師・あんまマッサージ指圧師で辻村みつひろと申します。
自分は幼少期から柔道の道場に通っていました。けがをすることが多く柔道の師匠の接骨院に通わせていただくことがあり、多くの身体のいたんだ方に慕われておられる先生の姿を見て柔道整復師の仕事に憧れていました。
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